TOEFL/IELTSで点数が伸びないのは自分に甘い生活習慣を送っているからです

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1. はじめに

外資金融、コンサル、ITへの転職を本気で目指すなら、TOEFLやIELTSのスコアは単なる通過点ではなく「参戦するための最低条件」です。ボスキャリの面接ブースに立つためには、まずこの壁を突破しなければ話になりません。しかし、多くの挑戦者が「思ったより点が伸びない」という現実に直面します。そのとき、諦めて凡庸なキャリアを歩むか、徹底的に打開策を練って突破するかで、未来は大きく変わります。


2. 点数が伸びない原因を直視する

スコアが伸びないとき、多くの人は「勉強時間が足りない」「試験形式に慣れていない」といった表面的な理由に逃げがちです。しかし外資金融やコンサル、ITを本気で狙うなら、もっと冷徹に原因を突き止める必要があります。

第一に、自分の弱点を徹底的に可視化していないケースが多い。リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングのどのセクションが致命傷になっているのかを把握できていなければ、闇雲な努力は時間の無駄です。

第二に、試験を「学習の延長」と誤解している人が多い。TOEFL/IELTSは「学問の試験」ではなく「ゲーム化されたスキル測定」であり、出題パターンに対する戦略がなければ高得点は望めません。

第三に、精神的な逃げ。点数が伸びない現実を直視せず「まあ、仕事が忙しいから」「まだ時間はある」と自分を慰める。この思考停止こそが最大の敵です。外資への転職市場では、英語スコアはあなたの土俵入り資格。資格を得られなければ、土俵にすら上がれません。


3. 打開のための3つの思考転換

スコアが伸び悩んでいるときに必要なのは、教材を買い替えることでも、学習時間を倍増させることでもありません。外資金融・コンサル・ITで戦える人材を目指すなら、まず 「思考のアップデート」 が不可欠です。ここでは3つの転換を提示します。

①「努力量」から「成果効率」へ

多くの人が「毎日◯時間やった」と努力量を誇ります。しかし市場は努力量を評価しません。評価されるのは「結果」だけです。スコアが伸びないなら、勉強法そのものを切り替えるべきです。シャドーイングを無目的に繰り返すのではなく、模試分析をして「次に1点でも上げるための方法」を特定する。時間を投下するのではなく、結果を生む仕組みに投資する視点が必要です。

②「完璧主義」から「突破優先」へ

TOEFL/IELTSで満点を狙う必要はありません。外資転職で求められるのは「最低限の基準を突破できるかどうか」です。にもかかわらず、ライティング1タスクに何時間も費やす人がいます。これは完全に非効率。基準点を突破することを優先し、足切りを避けることが現実的戦略です。突破後に伸ばすのは、その先のキャリア段階で十分です。

③「孤独戦」から「外部リソース活用」へ

独学だけで突破できる人は限られます。外資金融やコンサルに行く人材は、必ず「効率のいいリソース活用」が上手い。予備校、オンライン添削、同じ目標を持つ仲間などを組み込み、外部の目を通すことで、自分の弱点を最短で克服できます。逆に「全部自分でやろう」とする姿勢は、むしろキャリアでの伸び代を狭めます。


4. 伸び悩み期を乗り越える具体アクション

スコアが思うように伸びないとき、多くの受験者は「根性で勉強量を増やす」方向に走りがちです。しかし外資金融・コンサル・ITを目指す人材に必要なのは、精神論ではなく 合理的に打開するアクション です。ここでは実践的な4つの行動を示します。

① 模試の徹底分解

「点数が停滞する=解けない原因を把握できていない」ということです。模試を受けっぱなしにせず、1問ごとに「なぜ落としたか」を分類しましょう。語彙不足なのか、設問形式に慣れていないのか、集中力が切れていたのか。原因の可視化が次の突破口を生みます。

② ライティングとスピーキングは即添削

自己流で繰り返しても限界があります。特にライティングとスピーキングは、自分では気づけない癖や論理の弱さを抱えやすい。即時フィードバックをくれる添削サービスや講師を活用し、「修正サイクルの短縮」を徹底しましょう。

③ 「弱点科目の時間固定」戦略

苦手なパートを避けて得意分野ばかり勉強するのは典型的な失敗パターン。逆に、弱点を毎日30分だけでも固定時間で触れることで、停滞が一気に崩れます。外資キャリアに求められるのは「弱点克服の粘り強さ」であり、それが試験突破にも直結します。

④ 点数を「キャリア条件」に変換して考える

単なる数字ではなく「これを取ればボスキャリで外資に応募可能」と具体的なキャリア条件に置き換えましょう。数字が生きた意味を持つとき、勉強のモチベーションは質的に変わります。


5. 最後に:試験はゴールではなく通過点

TOEFLやIELTSは、外資金融・コンサル・ITといったグローバル企業に進むための「入り口」でしかありません。点数を取ることが最終目的ではなく、入社後に英語で案件を回し、クライアントを説得し、成果を出すための基盤です。

停滞に悩んでいると「自分には向いていないのでは」と不安になるかもしれません。しかし、外資で成果を出す人材は例外なく、挫折を「自分の癖や弱さを可視化する機会」として活かしています。

点数が伸びないときほど、自分の勉強方法をアップデートし、キャリアに直結させる思考を鍛えるチャンス。試験は単なる通過儀礼。ここで得た突破力が、そのまま次のフィールドでの武器になります。

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